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11月, 2013年

【展示】たくさんの平凡なこと展(終了)

DATE:2013-11-12

平成25年度企画展

たくさんの平凡なこと 

会期:平成25年11月12日(火)~平成26年2月9日(日)

※休館日:第2・4月曜日(祝日の場合は翌火曜日)

 

 当美術館は、平成18年5月に群馬県みどり市立富弘美術館の姉妹館として開館以来、満7年を迎えました。この記念すべき節目に当たり、「たくさんの平凡なこと展」として企画展を開催します。 富弘さんは、教師となって2か月後、器械体操の模範演技に失敗して、手足の自由を失います。体力に絶対の自信を持つ中での不慮の事故でした。以後、悶々とした後悔の日々、やり場のない苦しみ、絶望の闘病生活が続きました。 しかし、9年間の闘病生活中、母の寝食を忘れた手厚い看病と多くの人たちの励ましの中で、入院して2年後には口に筆をくわえて文や絵を描くという新たな生き甲斐を見出します。 文字とは程遠い字が、丸みを帯びた独特な温かくやさしい字体へと変わっていきました。絵は、動けなくなったが故に、観察に比重を置き、臨場感溢れる精緻な描写が輝きを増しました。添えられた詩や文章は、高校時代に暗誦した八木重吉などの詩が原点となり、その深みと優しさが伝わります。結果「詩画」というジャンルを確立し、見事な大輪の花を咲かせ「詩画作家 星野富弘」の誕生となりました。 『今日も一つ/悲しいことがあった/今日も一つ/うれしいとがあった/笑ったり/泣いたり/望んだり/あきらめたり/にくんだり/愛したり/そして これらの一つ一つを/柔らかく包んでくれた/数え切れないほど沢山の/平凡なことがあった』これは、富弘さんの『日日草』に添えられた詩です。 富弘さん自身が実体験した中から生まれた、「平凡」の有難さが伝わる重厚な文章です。世の多くの人たちは、平凡で平穏な日常生活を送っています。しかし、時として突然の大きな事故、病気、災害、怪我等に遭遇したとき、その日常が一変することがあります。それまでの当たり前が当たり前でなくなり、平凡な生活の大切さを実感します。人生は、平凡なことの積み重ね。そして、それが「平凡」だけど「幸せ」そんな企画展です。 県内外からの富弘ファンをはじめ多くの方々のご高覧をお願い申し上げます。

平成25年11月12日

熊本県芦北町長

  竹﨑 一成  

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