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【展示】「ことばと心のへぼ将棋」星野富弘と舘内 端 展(終了)

DATE:2015-11-10

ご あ い さ つ

 当美術館は、群馬県みどり市立富弘美術館の姉妹館として開館し、以来満9年を迎えました。開館10周年を前に、JAFMateに連載中の『風の詩』を中心に「ことばと心のへぼ将棋」星野富弘と舘内 端 展を開催します。

星野富弘さんは、教師をとなってわずか2か月後、頚椎を損傷し寝たきりとなるも、その2年後には口に筆をくわえ絵や文字を書き始めます。多くの激励があり、人知れぬ努力をし、研さんを重ねた富弘さん。「器械体操も最初は易しい技を何百何千回と重ねていく中で、難しい技が出来るようになる。それと同じじゃないか」と言って挑戦し続け、『詩画』というジャンルを確立した詩画作家です。

舘内端さんは、東京大学宇宙航空研究所勤務の後、レーシングカーのエンジニアとして活躍。その後F1日本グランプリでチーフ・エンジニアを務められました。さらに電気自動車レースへの参戦や、電気自動車で東京~大阪途中無充電走行の世界記録を樹立するなど、目まぐるしい活躍をした自動車評論家です。

お二人は、高校時代の級友で山岳の友。その親交は二人が愛してやまない足尾の山だったといいます。舘内さんは、富弘さんの高校時代を振り返り、「電車通学の女子高生たちから『星の王子さま』と呼ばれていた。イケメンな顔立ち、夢見るような眼差し、体操で鍛えられたセクシーな体格、歌も文章も、何よりも絵がうまい才能。それらは女子高生を魅了するに十分だった」と語っています。しかし、そのお二人が出会った足尾の山々は日本の三大公害病の原点と言われる「足尾銅山の鉱毒」によって蝕まれ、その山々から緑が失われました。

富弘さんは、大けが後詩画作家として自身の再生を果たし、多くの人たちに感動と生きる勇気を与え続けています。一方、舘内さんは、足尾の山の緑の復活にむけて、多くの人たちと毎年植林を続けその再生に努めています。それぞれの再生に違いはあるものの、「再生」の言葉はお二人の共通点とも言えるでしょう。

この機会にお二人による、詩画を挟んだ旧友ならではの、打てば響く絶妙な掛け合いをご堪能いただけましたら誠に幸いです。

平成27年11月10日

熊本県芦北町長 竹 﨑 一 成

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